今年の豊岡市特にここ日高町の最大の話題は平田オリザさん主催の劇団青年団の移住と、活動拠点の劇場を作り演劇のまちへと動き始めた事に尽きます。
昨日はまず江原河畔劇場の改修工事見学ツアーに参加して、その後平田オリザさんと山崎亮さんのトークセッションに行きました。旧豊岡市商工会の建物を改修して劇場へと生まれ変わるのです。想像以上の大改修です。木造建築を劇場にするには規制があり、中々難しいようです。
2階からの眺めがよく、円山川河畔に情緒溢れる劇場になります。
天井を高くする為に2階の床を1メートル程持ち上げ、天井に使われた梁はそのまま使い、更に鉄骨で補強されています。舞台正面には大きな金庫室の扉がそのまま残され「金庫のある劇場」と面白い演出になりそうです。劇場の柿落としは来年3月27日です。それまでにペンキ塗りに一般参加出来たり、河原の石を拾ってアプローチに埋めたりと、地域住民参加型で作り上げていくようです。
古くは役場の建物から、商工会へ、そして今劇場へと夢のまちづくりの拠点に生まれ変わり使い続ける事に感激です。
江原河畔劇場だけでなく、いずれは神鍋高原にも劇場を作る予定です。神鍋高原らしく、木を使って、出来れば皆んなの手作り感溢れる劇場になると面白いですね。
劇場の中にはカフェが出来、二階のスペースではヨガ教室やら、子供劇団やら、いろいろな利用がありそうです。
演劇を絡めて、新たな活気あるまちづくりは色んなアイデアが生まれそうです。
眺めているだけでなく、自分達で一緒にまちづくりをしていこうと思います。
同じ日に平田オリザさんとまちづくりコーディネーターの山崎亮さんのトークセッションがありました。その話も面白く聞きましたがので、明日あらためて紹介したいと思います。