祭りの3日目は大日さんも無事終了〜準備も片付けも汗の宮支配役
2019年10月16日 / ブログ
昨日の祭りにまつわる地域の歴史の続きになります。祭りの3日目は大日如来さんをお祭りする、通称大日さん、です。
これはお堂に安置されていて、普段は扉が閉められ鍵がかかっています。一年に一度のご開帳が秋祭りの3日目となります。
正確に言えば、安置の仏様は大日如来ではなく、釈迦如来だそうです。しかし、釈迦如来であっても長い歴史の中で大日さんとして崇めてきた事で、それは大日如来となります、と今年のお寺さんのお話しでした。お寺さんが来られて般若心経を唱え、山積みされている大般若経典を皆で開けて功徳を頂きます。https://www.snow-land.jp/blog/wp-content/uploads/2019/10/img_3320.mov大日さんのお供え物の準備や執り行う為の道具を全て用意して迎えるのが宮支配の役目です。普段は外にあるお堂ですから、全て運び込みになります。お宮さんは結構な階段を上がりますから3日間で足がパンパンになる程、何度も通いました(≧∇≦)
御釈迦様のお膳の煮物、汁、白あえ、煮豆、炊き込みご飯、そんな準備もします。前日には赤豆ご飯も炊くのが御釈迦のお祭りには欠かせない事です。赤飯ではなくて、うるち米で炊く赤豆ご飯です。こちらに嫁いで初めて口にしたママシェフ です。
お供えの炊き込みご飯もお神酒、お菓子もその場で皆に配られて頂きますが、お供え物の何と美味しい事か!御釈迦のお力を頂いたようです。我が家の孫もこれが楽しみだとか。
最後に頂いたお札と、お供えの餅を切り分けて、一軒づつ配って行きます。
全ての片付けを終えて帰宅した時はすっかり夜になっていました。
大変さもありますが、関わらせて頂く事で、こんな行事が長く続けられているこの村の歴史を知り、小さな集落が独自の繁栄をしてきた理由を知る事が出来ました。ともう宮支配は3度位はしましたかね(о´∀`о)
神仏一帯のこの村ですが、神様や仏様をきちんとお祭りする事で村の安泰と繁栄を祈ってきたのでしょう。
大きな災害も起きた事が無く、小さな集落でスキー場を開発、維持してこれたのも不思議な事です。
宮支配が個人の負担が多いので、今後は改革もされていくでしょうが、歴史を途絶えさせる事無く続けて行けるように考えて欲しいと思うママシェフ です。