3日続きの秋祭り〜村の歴史神仏一体の色んな行事がある地域〜
2017年10月10日 / ブログ
秋祭り3日目。私達の村では神社の秋の五穀豊穣と家内安全を祈願するお祭りに続き、3日目には『大日如来』様のお祭りがあります。しかも、神社の境内に同じくお堂があります。つまり、神仏一体の村なのです。
村のお堂の中には立派な大日如来と阿修羅像がおまつりしてあり、年に一度の御開帳があります。
お寺から住職がお見えになり、般若心経や読経があり、般若心経の経典も皆で読み回しする、本格的な行事です。経典は書いてある事が全て分かりませんが、最初だけ読んで、後はパラパラパラっパラパラパラっと扇を開く閉じるの様な事を5回すると内容が入ってる、と言われています。こちらが大日如来様です。
法要と同じく、読経の後御焼香してお詣りします。お供え物のお神酒やお菓子、炊き込みご飯を少しずつ頂き、住職さんの講話などを聞いてお詣り終了です。
こんな村の祭りの行事はたくさんある地区です。村独自でお釈迦様のなくなった、涅槃さんに誕生日の花祭りも行います。普通はお寺で行う行事。
何故ちいさな村で独自に行われるのか?
お寺さんに参るのに不便であったとも思われますが、第一に財力があったのが一番でしょう。山田商人と言われて、全国に麻を売り、商人としてはかなりの才能があったと言われています。地区を空けがちの世帯主の家内安全を願う意味もあると思われます。
こんな行事を一年間取り仕切り、お祭り準備するのが『宮支配』です。区の役員が持ち回りでしています。昔は名誉職だったらしいですけど、今は(*゚∀゚*)
大変ですが、こんな行事を大切にしている地域だからこそ、35軒の小さな地区でスキー場経営も出来る力を頂けるのか、てありがたいと思われます。
これからも子供達に伝えていきたいですね。