寒さが緩み今年もお雛様を飾りましたよ。「雨水」だから。
2018年2月20日 / ブログ
昨日は早朝よりお雛様を飾りました。
『節分が過ぎたらお雛様を飾るんだよ』と毎年の様に言っていた、母の教えを守っています
飾るお雛様も母から譲り受けた、お内裏さまだけの上品なお顔の木目込み雛です。
母が自分の為に雛祭りを楽しむ為に、還暦を過ぎてから購入して飾っていた物です。季節の行事を何より大切にした母でした。今はそれも忘れてしまいましたが、母の思いを受け継いでいきたいと思っています。
私の娘が生まれた時に実家から贈られた、段飾りお雛様は今は娘が自分の家に飾っています。
今は昔、ママシェフが子供の頃に飾ったお雛様は大変手間のかかるお雛様でした。
お雛様にも時代が反映されていたようで、私ママシェフが貰ったのは立派な御殿を組み立て、その中にお内裏さま、そして両脇に右大臣、左大臣も入る部屋もあるきらびやかな段飾りでした。役60うん年前(о´∀`о)飾り付けも楽しんで灯りをつくましょ雪洞に〜と歌いながら飾ったものです。
さて、よくある質問で、お雛様を飾る時期は一体いつからいつなのでしょうか?
節分が過ぎた、2月4日以降20日位までに出すのが良いとか。春の訪れを告げますからね。
特に2月の18日、19日くらいが、二十四節気の「雨水」と言われる日が良いらしいです。
雨水うすいは温かさに雪や氷が溶けて雨水として降り注ぐ日。農耕の準備を始める目安にされた日です。
昨日19日が今年の雨水でした。それで昨日飾りました。
これから4月3日迄お雛様を飾っておきます。
これもお雛様を仕舞う時期が様々ですね。3月3日がお雛祭りですが、この辺りでは昔から
4月3日がお雛祭りでした。
寒い但馬地方では春がやって来るのは4月ですから、地方によると1ヶ月遅く祝うのが通例らしいです。ママシェフも子供の頃は4月3日柄雛祭りの日だ、とずっと思っていました。
都会からお越しになるお客様から、「早く仕舞わないと娘さんの婚期が遅れますよ」
とお声をかけて頂く事が多々あります。気にかけて頂きありがとうございます。
「この辺りのお雛祭りは4月3日になっていますので」と説明させて頂いています。
そんなわけですから、地方で4月迄飾っているお雛様を見かけたら雛祭りが1ヶ月遅れとご理解下さい。
昨日のお昼には日帰りの蟹ツアーのお客様でした。年配の水彩画愛好会の方々でしたので、お雛様も愛でてスケッチされてる方もいらっしゃいました。
季節の行事はこれからもずっと大切にしたいと思うママシェフです。